エアコン故障の原因は室外機？

エアコンが冷房運転をする際、部屋の暖かい空気を吸い込み、その熱を奪います。この熱は冷媒ガスによって室外機へ運ばれ、そこで外部に放出されます。このプロセスにおいて、室外機は重要な役割を担っています。室外機に搭載された圧縮機が冷媒ガスを冷やし、その後再び室内機に送り返します。室外機が適切に機能しない場合、冷媒ガスが冷えず、エアコンの効果が低下し、不具合が生じることになります。

室外機の故障の原因って？

室外機の不具合の原因としては、劣化のほかに直射日光が挙げられます。使わない時にはカバーをかけることで直射日光から守ることが可能ですが、運転中にカバーをしたままだと逆に故障の原因になることがあります。室外機の性能を最大限に発揮するには、良好な風通しが必要です。カバーをかけた状態では風通しが悪くなるため、注意が必要です。
また、室外機を直射日光の当たる場所に設置することも避けるべきです。室外機は背面や側面から冷たい空気を吸い込み、冷媒ガスを冷やしますが、直射日光が当たると効率が悪化します。室外機から異音がしたり、ファンの回転音がいつもと違う場合は故障のサインの可能性があり、修理や点検の依頼を早めに行うことが大切です。

エアコンの室外機に関するメンテナンス方法と注意点

まず、エアコンの室内機には「ルーバー」と呼ばれる吹き出し口の部品があります。家庭用エアコンのルーバーは自動で動く設計ですが、カーエアコンのルーバーは手動です。ルーバーが動かない場合は室内機の電子回路やメカニズムの故障が考えられるため、早めに修理依頼をすることが重要です。掃除する際はエアコンを停止させ、安全に配慮して行いましょう。

室外機のメンテナンスについては、特別な掃除は必要ありませんが、環境に注意が必要です。室外機は前面から空気を排出し、側面や背面から空気を吸い込む構造なので、周囲に雑草などが生えると、それが吸い込まれてしまう可能性があります。定期的に周囲を清掃し、異物の侵入を防ぐことが大切です。また、室外機を設置する際の基盤にも注意が必要です。コンクリートブロックなどで支えている場合、それが割れて傾くと故障の原因になり得ます。完全に水平である必要はありませんが、定期的に確認し、安定していることを確かめましょう。また夏場、室外機が高温に晒されるのを避けるため、なるべく日陰に設置することが望ましいです。日陰が確保できない場合は、日よけを利用することで室外機の過度な加熱を防ぐことができます。これらのポイントを押さえることで、エアコンの効率を保ち、故障を未然に防ぐことが可能です。

まとめ

室外機はエアコンシステムにおいて不可欠な部品であり、過酷な環境下での稼働が求められます。一方で、室内機はエアコンクリーニングにより定期的なメンテナンスが可能ですが、室外機にはそのような手入れが行われることはまれです。このため、室内機に比べて室外機が早く故障することが珍しくなく、注意が必要です。安定した性能を保つためにも、エアコンの室内機だけでなく室外機のメンテナンスは定期的に行うことが重要です。